「洸春窯」の京焼・清水焼伝統工芸士が教える交趾(こうち)絵付体験
高島慎一さんは洸春窯の三代目。この窯では中国伝来の交趾焼を作っています。「人が変われば作品も変わらなければならない」というのが高島さんの信条。清水焼は己焼だと、高島さんは語ります。高島さんは今、オリジナリティを模索し続ける中でひらめいた新たな手法を用いて、さまざまな作品作りに取り組んでいます。
体験内容
食卓がパッと明るくなるような発色の、「交趾」技法を使った陶磁器。洸春窯の主・高島慎一さんの工房で、湯呑みや茶碗の絵付け体験ができます。今回は、松本麻衣子アナウンサーが挑戦! 趣味の書道で筆の扱いには慣れている松本アナですが...さて、どんな作品ができ上がるでしょう?
松本 麻衣子 MBS毎日放送アナウンサー
兵庫県姫路市出身。2005年 毎日放送に入社。
"向き不向きよりも前向き"をモットーに、バラエティや報道、スポーツなど様々な番組で活躍。現在は2児の子育てに奮闘しながら TV「ちちんぷいぷい」やラジオ「上泉雄一のええなあ!」などを担当。
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作務衣にお着換え
体験をするのは、普段から高島さんが制作を行っている工房。制作中の陶器や道具が並んでいて、ちょっとドキドキ。体験前に作務衣を貸してもらえるので、普段着で訪れても大丈夫。
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さあ何をつくろうか
まず、絵付けをするうつわの柄と形を選びます。実際に持ってみて、手になじむものを選ぶのがポイント! 松本アナは、瓢箪の柄に惹かれて湯呑みをセレクト。六つの瓢箪は語呂が「無病息災」にも通じて縁起よし!
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色を選ぶ
絵の具は7色から選択可能。まずは地の色を決め、次に柄の色を考えます。「黄色や水色は初めてでも塗りやすいですよ」という高島さんのアドバイスを元に、地色は黄色に決定!
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絵付けスタート
色を決めたら、いよいよ柄の絵付けをスタート。瓢箪の紐部分が細かくてちょっとはみ出しちゃった! と松本アナ。でも大丈夫。はみ出したり、にじんだりしても筆に水をつけてすぐに直せます。
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地色を塗る
柄のあとは、地に色をつけていきます。ムラが出ないよう一定方向に塗るのが難しくて、松本アナも集中モード。精神統一するような感覚が、ちょっぴり非日常的でハマってしまいそう。
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仕上げ
最後に糸底部分の仕上げをして、底に自分のサインを入れます。体験した日付でも、名前でも、絵でもOK! 呼吸を忘れるほど集中していたけれど、サインを入れるとホッと気が抜けます。できた~!
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絵付け完成
絵付けはこれで完了! 工房で仕上げをしてもらって、1~2週間後に自宅に届きます。「いや~職人さんってスゴイ」と感動する松本アナに、「うちの工房にスカウトしたいくらい上手でした」と高島さん。和やかなムードで、絵付け体験が終了しました。
- 体験名
- 交趾絵付体験
- 値段
- 5,500円(税込)
- 所要時間
- 2時間
- 受付人数
- 2~10名
- 用意するもの
- 特になし
- その他
- 英語対応可能 6歳以上対象
体験場所
洸春窯
〒605-0953 京都市東山区今熊野南日吉町148
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Column

高島慎一さんのお気に入りの場所は...?
梅香堂(ばいこうどう)
洸春窯から東大路通に下りて行った場所にある梅香堂さん! 僕が子どもの頃からもう40年以上通っている甘味処ですが、ここのソフトクリーム(テイクアウト200円)がずっと変わらない味で大好きなんです。フレンドリーな女将さんに会えるのも楽しみなんですよね。

梅香堂075-561-3256
京都市東山区今熊野宝蔵町6
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