体験知新

EXPERIENCE

「染工房 正茂」の京友禅職人が教える手描友禅職人体験

MBS毎日放送「京都知新」(関西ローカル) 2018.02.04 OA #89

「染工房 正茂」の京友禅職人

上仲正茂Masashige Uenaka

放送回詳細ページ

上仲正茂さんは、手描友禅職人。京友禅の技法をそのまま使い、古典の図柄をモダンに仕上げたり、2枚の透け感が違う生地を使い遠近感をだすなど、その発想が高い評価を得ています。また新たな取り組みとして、生地ではなく革に友禅を施す試みにもチャレンジ。今回は京友禅の製作工程や、上仲正茂さんの作家としての活動を映像を通して紹介します。

体験内容

絵を描くのが好きな人、美しく繊細な京友禅の世界に興味がある人におすすめ! 20以上もある京友禅の制作工程の一部、「糸目糊置き」「色挿し(彩色)」「水元(洗い)」を、上仲さんのやさしい指導を受けながら体験できます。できあがった友禅染はテーブルセンターやインテリアとして活躍します。

  1. 京友禅の基本を知ろう

    まず、京友禅や友禅染についての基本を教えてもらえます。20以上もの工程がある京友禅では分業が主流ですが、上仲さんは下絵から仕上げまでを一人で行う珍しい職人さんなんです。

  2. 下絵の柄を選ぶ

    絵心に自信がないんだけど...という人も心配しなくて大丈夫。今回の体験では、上仲さんがあらかじめ描いた下絵に沿って色挿しを行います。まずは柄を、唐草(桜、菊)、桜の3種からセレクト。

  3. 糸目糊を置く(一部分)

    京友禅の美しい色や模様を作るカギとなるのが、もち米を主原料とした「糸目糊(いとめのり)」。下絵の線に糸目糊を置くことで、色と色の間に堤防ができ、にじみ合わないようになるんです。

  4. 色挿しをスタート

    彩色見本に沿って色を塗り、少しずつ柄を仕上げていきます。唐草柄は色の組み合わせ方が細かかったり、桜柄はぼかしの技法を使う部分があったりと、柄によって特徴が違うのも魅力。

  5. 柄を仕上げていく

    彩色見本に沿って色を塗り、少しずつ柄を仕上げていきます。唐草柄は色の組み合わせ方が細かかったり、桜柄はぼかしの技法を使う部分があったりと、柄によって特徴が違うのも魅力。

  6. 色を定着させる

    色挿しが終わったら、火鉢で全体を乾かしてからアイロンがけ。今回の体験で使用している顔料はアイロンの熱で定着するものなので、このあとすぐに仕上げに入ることができます。

  7. 生地を水洗いする

    色が定着したあとは、水元と呼ばれる洗いの作業へ。生地を水に浸け、最初に置いていた糸目糊を落としていきます。かつて鴨川でも行われていたという、友禅流しの作業ですね。

  8. 仕上げをして完成

    生地の周囲にアレンジを加えれば、友禅染作品のできあがり! テーブルセンターやランチョンマットにしたり、額に入れてインテリアにしたり、自分で染めたからこそ、特別な愛着が湧きますよ。

体験名
手描友禅職人体験
値段
4,500円(税込)
所要時間
2時間
受付人数
1~3名
用意するもの
タオルやハンカチ(水洗い時に手をふくため)、素足の場合は靴下
その他
12歳以上対象

体験場所

染工房 正茂
京都市北区大北山原谷乾町40-21
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上仲正茂さん
お気に入りの場所は...?

原谷苑(はらだにえん)

松山閣 松山
(しょうざんかくまつやま)

私がおすすめするのは、原谷の自然風景を楽しめる場所です。なかでも、工房の近くの「原谷苑」の枝垂桜と、京料理店「松山閣 松山」の庭園のソメイヨシノは見事! 職人として花や自然の造りを観察し、その奥にあるものを探ることが、京友禅の制作にもつながっているかもしれません。

原谷苑075-461-2924
京都市北区大北山原谷乾町36
松山閣 松山075-461-4970
京都市右京区鳴滝宇多野谷20