きょうのちしん
-
BLOGまち歩き
2020.10.29
鳥と神社① クジャクと田中さんと田中神社
突然ですが、皆さんのまわりに、田中さんはいらっしゃいませんか?もしくは、ご自身が田中さんである可能性もあるかと思います。全国でも多い名前の上位にランクインし続けている田中さん。京都をはじめ、西日本では特に田中さんが多いといわれています。今回は、そんな田中さんにゆかりのある神社をご紹介します。叡山電車の出町柳駅から1駅向こうにある「元田中(もとたなか)駅」。元田中駅を降りて3分ほど歩いた住宅地に「田中神社」があります。こじんまりとしているものの、全国の「田中さん」の祖ともいわれる、由緒ある神社です。もともと、このあたりは田中村とよばれ、田中一族によって支配されていました。周辺は「田中里ノ前町」「田中春菜町」など、頭に「田中」の付く町名がたくさん。もちろん、田中神社の住所は「田中西樋ノ口町」です。駅名にもなっている「元田中」は、田中の里を中心に発展してきたことに由来するとか。田中さん発祥の地という説もあり、田中さんにとって特別感に包まれる地といえそうです。私は残念ながら田中さんではありませんが、もちろん田中さんでなくてもお参りできますよ。さらに田中神社で目を引くのが、参道のケージで飼育されている2羽のクジャクです。余生を過ごすために、大阪のサーカス団から田中神社に奉納されたのが始まりだとか。タイミングがよければ、羽を広げている優美な姿を見ることができるかもしれません。クジャクにちなんだ「クジャクみくじ」や「クジャク守」などの授与品もユニーク!田中神社に参拝する際は、ぜひクジャクもチェックしてみてくださいね。田中神社京都市左京区田中西樋ノ口町1叡電元田中駅から徒歩3分
-
BLOGイベント
2020.10.28
京都府立植物園の「ばら園」が花盛り
さわやかな秋空の下、お出かけにぴったりなのが京都府立植物園!24万平方メートルの広大な敷地内に、約1万2000種類の植物が栽培されています。現在、見ごろを迎えているのはコスモスやサルビア、菊、バラといった秋の花々。なかでも洋風庭園に植栽されたバラは、約320品種、1400株が植栽されています。バラの花盛りは5月中旬~6月上旬ごろと10月中旬~11月中旬ごろの、年に2回。華やかに咲き誇る春のバラに対し、秋のバラは色合いが濃く、豊かな香りが特徴とか。比叡山を借景にした「ばら園」は、広大な敷地のなかでも屈指の絶景スポットです。また、京都府立植物園の敷地内に神社があるのをご存じでしょうか。園内の北西、なからぎの森にある半木神社で、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の境外末社。半木と書いて「なからぎ」と読み、植物園ができる前から存在しているとか。植物園の東側、賀茂川左岸の「半木の道」の名前の由来にもなった神社です。古くは織物業の守護神として知られ、京都絹織物発祥の地といわれています。なからぎの森にはカエデ類が多く、これからの季節は美しい紅葉も楽しみ!11月14日(土)~29日(日)には「世界の紅葉ライトアップ」も開催予定です。京都府立植物園京都市左京区下鴨半木町地下鉄北山駅からすぐ
-
BLOGイベント
2020.10.27
百萬遍知恩寺の「秋の古本まつり」へ
京都古書研究会が主催する人気イベント「京の三大古本まつり」。例年、春は京都市勧業館みやこめっせ、夏は下鴨神社 糺の森、秋は百萬遍知恩寺で開催されます。今年はご存じの通り、春の「古書大即売会」と夏の「下鴨納涼古本まつり」が中止になりました。百萬遍 知恩寺での「秋の古本まつり」は開催されるそうなので楽しみですね。10月30日(金)~11月3日(祝・火)の期間中、知恩寺の境内が古本まつりの舞台に。さわやかな秋空の下で本を探せるのは、「秋の古本まつり」ならではの醍醐味です。古本まつりの初日が始まる前に古本供養が行われるのも、全国でここだけだそうですよ。「スポーツの秋」や「食欲の秋」などと並んで話題に上がる「読書の秋」。10月27日は「読書の日」に制定され、この日より2週間の「読書週間」が始まります。古本まつりで見つけた掘り出し物が、実り豊かな読書時間へと導いてくれるかもしれません。※状況により「秋の古本まつり」が中止になる場合があります。詳細はホームページで確認を。秋の古本まつり10月30日(金)~11月3日(祝・火)京都市左京区田中門前町103(百萬遍知恩寺)市バス停百万遍から徒歩3分http://koshoken.seesaa.net/
-
BLOGイベント
2020.10.26
キンモクセイの香り漂う「宝鏡寺」で「秋の人形展」が開催
この季節、外を歩いているとキンモクセイの甘い香りが鼻先をくすぐります。京都のキンモクセイの名所のひとつが、堀川寺之内にある「宝鏡寺(ほうきょうじ)」です。応安年間(1368~75)に、光厳天皇の皇女・華林宮惠厳禅尼が開山したと伝わるお寺。寛永2年(1644)以降は歴代の皇女が住持を務めてきたといわれる、尼門跡寺院です。通常非公開のお寺ですが、小さな門が開いていて、門をくぐるとキンモクセイの木が。ギンモクセイとモチノキも植えられ、3本合わせるとお金持ちになれるといわれているとか。近くを通りかかった際は、小さな門をくぐってそっと愛でてみてはいかがでしょうか。歴代の皇女が入寺されていたことから、「百々(とどの)御所」ともよばれた宝鏡寺。天皇から皇女へ贈られた数々の人形を所有し、「人形の寺」としても知られています。春と秋の人形展で一般公開され、2020年は11月1日(日)~15日(日)に「秋の人形展」を開催。通常非公開のお寺を拝観できる、貴重な2週間です。境内には人形塚が築かれ、人形塚のスタンプを押した御朱印の授与もありますよ。※「人形展」の開催は状況により変更になる場合があります。旧百々御所 宝鏡寺(きゅうとどのごしょ ほうきょうじ)京都市上京区寺之内通東入ル百々町547市バス停堀川寺ノ内から徒歩3分
-
BLOGニュース
2020.10.21
平安京の正門『羅城門』復活計画 高さ24m・幅80m 文化継承のため賛同呼びかけ
京都の文化遺産の継承を掲げる団体が、約1200年前に平安京の玄関口として建立された「羅城門」を復活させようと記者会見で呼びかけました。 10月20日に会見したのは、京都にある国際日本文化研究センターの名誉教授らです。羅城門は約1200年前に当時の都・平安京の正門として建立されましたが、現在その跡地は児童公園になり、石碑があるだけです。 (国際日本文化研究センター 村井康彦名誉教授) 「羅城門の跡が貧弱な施設でしかないというのはちょっと情けないような。」 団体は高さ24m・幅80mの羅城門を別の場所で作ることを計画していて、「新しい文化遺産を創造し、後世に継承していく」として賛同を呼びかけています。
-
BLOGイベント
2020.10.15
書家・川尾朋子さんの展覧会 PHOTO EXHIBITION『TRACES』
10月18日(日)まで開催中の『KG+2020 KYOTOGRAPHIE 京都国際写真展』。数あるプログラムの中から、『京都知新』でもおなじみの書家・川尾朋子さんによる展覧会をご紹介します。SATELLITE EVENT公式プログラムであるPHOTO EXHIBITION『TRACES』。川尾さんが日々取り組んでいるという"書の見えない部分を可視化する"というテーマを「Traces」と銘打ち、プログラマ・池田航成さんと共同制作された作品が展示されます。書の鍛錬のひとつである、古典を模写する臨書。それは単に書き写すというものではなく、腕の動きや腕を動かす書き手の身体運動を追体験することだといいます。今回、川尾さん特有の「動き」の美を、池田さんとともに構築した3次元的観点によって視覚伝達。巨大な作品に取り組む際の筆の動きなどを、3次元の動作をモーションキャプチャで記録することで可視化が実現したとか。会場には、見えないものを表した漢字である「風」「心」「今」などの写真作品12点、映像作品1点が展示され、なかには3メートルを超える作品も!"書家とプログラマが生み出した三次元の書の形"を、この機会にぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。毎年春に開催される『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真展』。2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、秋の開催となりました。PHOTO EXHIBITION『TRACES』は、四条木屋町の「Bijuu Gallery」で開催中です。■PHOTO EXHIBITION『TRACES 』会期:10月18日(日)までの14時~20時会場:Bijuu Gallery(京都市下京区木屋町通四条下ル船頭町194 村上重ビルB1)アクセス:阪急京都河原町駅から徒歩1分詳細はウェブサイトで確認してくださいhttps://kawaotomoko.com/traces/
-
BLOGお店
2020.10.12
京都の洋食③ 下鴨「グラタンハウス La Vienne」
秋が深まってくると、皆さんが恋しくなる食べ物は何でしょうか?私は何よりもアツアツのグラタンです。家で作って食べるのも好きですが、お店で食べるグラタンも格別。そのお店がレトロな洋風の一軒家だと、気分がさらに盛り上がります。そんな私にとって、夢のような一軒が「La Vienne(ラ・ヴィエンヌ)」。地下鉄北山駅から西へ歩き、下鴨本通を10分ほど南下した閑静な一角で出会いました。ランチとディナーの時間帯は「グラタンハウス」として、グラタンやドリアを楽しめる洋食喫茶店。グラタンとドリアには、牛乳と豆乳に隠し味として京都の白味噌が使われているそうです。多彩なメニューから迷いに迷って、この日は「エビマカロニグラタンランチ」をチョイス。案内されたのは、出窓から疎水を望む特等席です。ずっとここに座ってグラタンを食べていたいと思える、至福のひとときを過ごしました。グラタンやドリアのほかにも、スパゲッティやオムライスといった洋食メニューも充実。お昼はカフェだけの利用もできるそうなので、"下鴨散歩"のひと休みにもいかがでしょうか。京都府立植物園や賀茂川も徒歩圏内にある、気持ちのよいロケーションも魅力です。グラタンハウス La Vienne(ラ・ヴィエンヌ)京都府京都市左京区下鴨北園町51地下鉄北山駅から徒歩10分京都の洋食① 下鴨「洋食 のらくろ」 はこちら京都の洋食② 「高木珈琲 高辻本店」 はこちら
-
BLOGイベント
2020.10.08
フジバカマの香りに包まれる「藤袴祭」へ
京都のまちなかでフジバカマが見ごろを迎え、ほのかな香りが漂っています。10月9日(金)~12日(月)に開催される「藤袴祭」へ出かけませんか?絶滅危惧種とされ、地域の人々によって大切に育てられているフジバカマ。「京都から出さない」「他の地域から入れない」「種を作らない」の"藤袴三則"もあるとか。保全育成成果として、毎年この時期に中京区と上京区の文化的建造物を中心に展示されます。期間中は寺町通の、「御所東ロード」とよばれる一帯から二条通間が「藤袴祭」の舞台に。スタンプラリーは、革堂(行願寺)や下御霊神社、洛陽教会、新島会館など16ヶ所で開催予定です。下御霊神社の境内では多彩なお店が並び、革堂では秋の七草を生けるワークショップも。「アサギマダラ」の形の願い札に願いごとを書くと、後日、革堂の愛染堂でお火焚きされます。名前のとおり浅葱(あさぎ)色をしたアサギマダラは、"海を渡るチョウ"ともよばれる蝶々の一種。フジバカマの香りに誘われてやって来る、アサギマダラの姿にも注目してみてくださいね。また、期間中は地域の銭湯も「藤袴の湯」に。玉の湯で、9日(金)・10日(土)・12日(月)の3日間に限り「藤袴の湯」を楽しめます。カラダのサビを除去し、健康長寿を促進する成分がたっぷり含まれているというフジバカマ。その香りは、平安時代の女性の身だしなみにも欠かせないものだったとか。当時のお風呂を再現した「藤袴の湯」で、平安貴族の気分も味わえるかもしれません。フジバカマの香りに包まれながら、心豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。イベントの詳細は、源氏藤袴会の公式ウェブサイトで確認してください。源氏藤袴祭 公式ウェブサイト はこちら
- お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕
- 小刀作り体験
- 和紙照明づくり体験
- 七宝体験
- 京こま作り体験
- 金箔押し体験
- 土ひねり体験
- 和ろうそく絵付け体験
- 組紐手組み体験
- 木版絵はがき制作体験
- ミニ和傘作り体験
- 京扇子絵付け体験
- 「京都デニム」の職人が教えるデニム京友禅染め体験
- 華道1日体験
- 「おはりばこ」でつまみ細工の桜アクセサリー体験&散策コース
- 「染工房 正茂」で桜の手描友禅職人体験&散策コース
- 京菓子手づくり体験
- 手描友禅職人体験
- 京象嵌(きょうぞうがん)作り体験
- 匂袋作り体験
- 花結い Photo Plan
- 交趾(こうち)絵付体験
- トートバッグ染め体験
- つまみ細工のフラワーBOXづくり
- 水引細工の花カード
- オリジナル ミニ提灯作り
- 御朱印帳の表紙を木彫り体験