里山知新

SATOYAMA

BLOG日記2018.11.29

京北ミステリーシリーズ① 「謎の黒い明智光秀像」

秋が日増しに深まる京北、周山交差点からも見える、大きな銀杏の黄金色に誘われて歩いていくと、そこには「慈眼寺」さんというお寺があります。

慈眼寺は、明智光秀ゆかりのお寺であることを、ご存知ですか?

明智光秀は、「本能寺の変」で自分の主である織田信長を討ちました。その後の足取りは諸説がたくさんあり、ミステリアスな武将であることでも知られています。

実はここ京北には、ある言い伝えがあります。それは明智光秀が、当時京北で悪政を尽くしていた宇津氏という豪族達を戦わずして降伏させ、村民から慕われたというものです。実際に、この慈眼寺には光秀の木坐像と位牌が安置されています。

この木坐像は、作者やいつ頃作られたのかも不明だそうです。

そしてさらにミステリアスなのは、この像は全身を真っ黒に塗ってあるということです。

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一説では、自分の主を討った光秀が逆臣の汚名を着せられていることを気の毒に思った当時の村民が、どうしてもこの木坐像だけは守り抜きたいと、人目をはばかるために像を黒く塗ったとされています。

現在もその黒く塗られた像を拝見することができます。境内の紅葉も、謎多き光秀公の歴史を彩っているかのようでしたよ。


京北の歴史ロマン、お越しの際はぜひ、足を運ばれてみては?

*曹洞宗 慧日山 慈眼禅寺・・・〒601-0251京都市右京区京北周山町上代4

(アクセス)JRバス 周山駅から徒歩5分