食知新

FOOD

BLOG酒のふと道2018.12.03

「でぶのくせにラーメンフェチじゃない私がそれでも好きな3杯」

By泡☆盛子

こんにちは。

京都在住のでぶっちょフリーランスライター・泡☆盛子です。

このコーナーでは京都の街で私が「もっと太ってもかまわないから食べたい! 行きたい!」と思う旨きもの・良きお店をご紹介します。

今回は好きなラーメンを3杯選んでみました。

実はこう見えて不肖・私め、意外にもでぶの標準オプションであるところのラーメン熱を備えておりません。呑んだ後のシメラーメン? なくても平気。

お昼に食べるならラーメンよりカツ丼がいいな♡というタイプです。

でもこんな私が、取材や友人のすすめで食べてみて「これは旨いっっ」とコーフンさせられたラーメンをお披露目させてくださいまし。

ビリビリの刺激が四十路のカラダを火照らせる担々麺

姉小路西洞院にある『煌力(ごうりき)』は担々麺の専門店。

友人・知人にファンの多い一軒です。

入店前に入口の券売機で食券を買うスタイルなので慣れていないとちょっと焦りますが、じっくりと吟味してください。

最初ならまずは定番の「THE担々麺」をぜひ。

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自家製ラー油の辛味と旨味、ゴマの香りと肉味噌のコクがバランス絶妙です。

細めのシコシコ麺がまた合うんですよね〜。

そして恋も二度目なら。麺も二杯目なら。

一歩踏み込んでもっと刺激的になってみたいもの。

というわけで、「カラシビ担々麺」イッちゃいましょう

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見るからにうまっそ〜〜〜! 辛っそ〜〜〜!

手前には自家製の高菜をどうにかした旨いやつ(雑!)、左が自家製ラー油、右の黒っぽいのが同じく自家製のマー油なんですって。ほんで中央には肉味噌。これをわっしわしと混ぜていただきます。

気前よくふりかけてある四川漢源花椒(選び抜かれた高めな花椒)の香りがスーッと鼻に抜け、後からじわじわと辛さというより風味が広がります。

味が重層的なので食べ飽きないし、バカみたいに辛さだけが突出しているわけではないので「ヒーーーッ」と火を吹くこともありません。

さらに、麺がなくなったら残ったスープをご飯と一緒に楽しむという素敵なおまけがあるんです。あー、また太っちゃうな〜。かなんな〜。

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クッパ風ご飯セット。

ここにスープを入れまして......

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よっくよく、混ぜます。

お米ひと粒ずつにカラシビなスープや肉味噌がしみたとこに、ナッツが香ばしいアクセントを加えます。謎のアジア飯っぽくてたまらん。

担々麺のお供にはビールがもちろん合うんですけど、ここはなぜかモヒートを置いているのでオシャレぶってそちらをセレクトするのもあり。

そしてお腹に余裕があれば、単品の唐揚げもぜひお試しいただきたいです。ジューシーでやや濃いめの味付けが呑兵衛好み。

ランチのピークを超えた14時前なら、ちょい呑みからの担々麺という使い方もできます。

二日酔いの朝、枕元にあってほしい貝のスープ

貝だしのラーメンというのも一般的になりつつありますね。

私が初めて食べて衝撃を受けたのが、姉小路烏丸の『麺屋 優光』でした。

呑 ん だ 翌 朝 に 食 べ た い !!

という言葉が福音のように頭の周りでキラキラと輝いたことを覚えています

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3種類あるラーメンのうち、お気に入りは「淡竹(はちく)」。

ぜひとも透明感のあるスープから味わってみてください。

飲み下して一拍子おいてから、鼻腔にじわじわと広がる貝の風味。

アサリ、シジミ、牡蠣を使っているそうで、そのうちのどれかだけではなく、「なんしか、貝」という感じなのが私的にとても好ましいのです。

そして不思議なことに、スープだけで味わうよりも麺に絡んだ時のほうが

より濃厚に貝っぽさが出てくる気がします。

このスープだけぜひ売って欲しい。

二日酔いで死にたい朝もこれがあれば秒で復活できるに違いない!

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そしてですね、この自家製麺がまたうまぐで!

ちょっとびっくりするほどつるっつる&すべらか〜な口当たりで、食べるのが気持ちいいんです。

聞いたところによると、全粒粉にうどん用の粉を混ぜて、さぬきうどん屋さんのように生地を踏み踏みして麺にコシを出しているのだとか。

ローズ色のチャーシュー、ナイス半熟な煮玉子、品名の通り淡竹をあっさりと炊いたトッピングたちも手抜かりなしの旨さです。

そして多くのお客さんがラーメンとセットで食べている鶏餃子にも注目!

鶏なのであっさり軽めな味を想像していたら、肉汁が溢れるくらい餡がジューシーで驚きました。今度は生ビールと一緒に頼まなければ......。

またここに帰って来たくなる、郷愁いざなう中華そば

先の二杯はどちらかというとイマドキなラーメンでしたが、最後にご紹介するのは、昔ながらの中華そば。

お店は四条大宮の交差点近くにある大衆食堂『京一』です。

(京都に住んでいる人なら「京一うまい」のキャッチコピーに聞き覚えがあるはず)

「名代 中華そば」をはじめ、うどん、そば、丼とメニュー豊富で、界隈の人たちから愛されて約70年という地元密着型のお店。通し営業なので、遅めの昼や早めの夕食、または私の大好きな食堂呑みにぴったりなのです。うひひ。

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ビジュアルからして、ザ・中華そばでございましょう?

スープはほんのりとした甘さがたった優しい味わい。

思わず「ほぅ......」だの、「ふぅ......」だのの声が漏れてしまうくらい、心和ませてくれる味なのです。

京都らしくみずみずしい青ネギをたっぷりとあしらい、かまぼこまでのっているのがご愛嬌。

そしてこの自家製のチャーシューがまた美味しいんですよね〜。

(わがままいって単品でもらってビールのアテにしたことあり)

ビールのつまみといえば、こちらのお品書きには「つきだし」という謎メニューがあります。その正体は、皆さんご存知のとある京都っぽいなにかなのですが、さて一体なんでしょう?

気になった方はぜひビールやお酒のお供にオーダーしてみてくださいね。

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【おまけ】呑んだ後に最高な肉うどん。こちらもちょい甘めのだしが泣けます。

***

ラーメンのお店なのに、ついついおつまみやお酒をチェックしてしまうダメな私をあなたは笑うでしょうか。それとも褒めてくれるでしょうか。

またはそっとチャーシューを1枚恵んでくれるでしょうか。

ラーメン屋で私を見かけたら、ぜひとも3番目でお願いします!

泡☆盛子あわ☆もりこ

沖縄出身・京都在住のフリーランスライター。 雑誌やWEBで主に酒食をテーマにした取材・執筆を行なう。京都の食が体に合いすぎて在住20数年間で48kg増加(中)。膝をかばいつつの立ち飲み、野外飲みが趣味。 気負わずに楽しめる京都の美味しいもの・お店をご案内します。