BLOG京のとろみ2021.12.30

「食堂酒場たなか」の粕汁

Byハリー中西

料理を撮影し続け40年。京都の食事情を知り尽くした食いしん坊カメラマンが、好物のとろみ料理を披露する新企画。和食のあんかけ料理をはじめ中華の甘酢餡、カレーうどんやデザートまで。ハリー巨匠撮影、シズル感たっぷりの写真とともにご紹介します。

私が生まれ育った三条会商店街。
三条通りの堀川から千本まで、800mのアーケードは、直線の単一商店街としては日本一の長さらしい。
大正3年に72軒でスタートした商店街が今では新旧含め、約200店舗並んでいる。
「365日晴れの街」のキャッチフレーズで、マラソンの野口みずき選手が雨の日はこの商店街を走っていたのは有名な話である。

三条会商店街の東寄り、猪熊通りを少し南に下がった所に、食堂酒場たなかがある。
私の家から歩いて行けるのでふらっとお邪魔することが多い。
こちらのマスターとはBAR K6時代からの長い付き合いだ。
お酒の種類も豊富でマスターの作るカクテルは本当に美味しい。
気さくな人柄で一見ゆる〜い雰囲気だが、お酒を作る姿はキリッと美しい。

食堂酒場の名のとおり、料理も充実していてお酒が進む。
定番のポテトサラダやタマゴサンド、おでん、唐揚げなどから、オムライス、パスタ、丼物までご飯物も数多く用意されている。

そんな中から先日いただいたのが「柔らか豚角煮の粕汁」。
注文して待っていると土鍋で提供される粕汁に驚く!
その土鍋の中にはでっかい豚の角煮、ゆで卵、大根、人参、ゴボウ、こんにゃく、お揚げなど具がたっぷり。
伏見の酒蔵、齊藤酒造「英勲」の酒粕を使用した粕汁は濃厚で、しっかりとろみがあり具材によく絡む。

私が合わせたお酒はシーバスリーガル ミズナラのハイボール。
濃厚な粕汁とハイボールは最高の組み合わせだ。
何杯でも飲める。

食堂酒場たなかが近所にあってよかった。

ハリー中西

京都生まれ京都育ち ファッション写真を勉強するも食いしん坊が故、料理カメラマンに。好物は茶色い食べ物。とろみストである

食知新

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