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京都知新

KYOTO CHISHIN

「京都 おはりばこ」主人・北井秀昌 #48 2017年04月02日(日)放送

「京都 おはりばこ」の主人 北井秀昌さんは、小さな布をつまんで折りたたみ、カタチを作り上げる 「つまみ細工」という技法でかんざしを作る職人。
つまみ細工は、江戸時代、大奥の女性たちがハギレをつまんで、小箱の装飾や花のかんざしを作ったのがルーツとされています。

つまみ細工の花びらに使われているのは全て布。北井さんの手にかかれば、二次元的な平面の布が、命を吹き込まれるように立体的な花に生まれ変わります。
そんな北井さんの脳裏にいつもあるのは「つまみかんざし作りを通し、女性の人生をどう美しく飾れるか」ということ。七五三や成人式には小花を豪華にあしらったものを、結婚式など特別なお祝いには松竹梅や鶴など縁起の良いモチーフを・・・。北井さんは、女性美の観点から伝統文化と向き合っている職人でもあるのです。

北井さんは伝統的なかんざしだけではなく、大輪の百合や重厚なバラなど、ドレスや洋髪にも合うモダンで新しいかんざし作りにも力を入れています。
また、タイ・バンコクを拠点に活躍するグラフィックデザイナーとコラボするなど、異文化のデザインと京都の伝統工芸を融合させることにも積極的に挑戦。その制作意欲は立ち止まることを知りません。

一枚一枚、ひとひらひとひら、そして一輪一輪、北井さんは今も京の町で美しい花を咲かせています。

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