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京都知新

KYOTO CHISHIN

陶芸作家・津田友子 #147 2019年04月21日(日)放送

未央窯(びおうがま)の津田友子さんは、急熱・急冷という独特な焼き方でつくられる楽焼の技法を学び、研究し、作品を発表している陶芸作家です。
津田さんは楽焼の技法を生かしたアート作品を手掛ける一方で、茶碗や香合など伝統的な茶道具を作り続けています。

21歳で焼き物の世界に入った津田さんは、「楽入窯」で7年間楽茶碗の製法を学びました。安土桃山時代に始まる「楽茶碗」は、秀吉の建てた聚楽第の近隣で取れた土を使い焼かれたことから「楽焼」と呼ばれています。
津田さんが使うのは独自に配合した土で、20年にもわたり何百通りものテストを繰り返し、研究してきたものです。
楽茶碗は手びねりで作るのが特徴。手で土をこねて形を作り、へらで削って姿を整える技法です。人の手から偶然生まれるほのかなゆがみ、無作為の美、そんな表現を津田さんも目指しています。

近年、津田さんは「未央窯」と名乗り、茶碗をはじめとした茶道具を発表するようになりました。さらに昨年からは、料理を盛り付けるための器の研究・製作にも取り組みはじめました。
ただお茶を入れ、お茶を飲む。そこに深遠な道があるように、ただただ茶碗と器を作り続けていく津田さんの作品作りをお伝えする。