刺繍作家・長艸敏明|山田製油 三代・山田康一 #206 2020年06月28日(日)放送

今回は異なる分野で活躍する2人を紹介します。

1人目は刺繍作家の、長艸(ながくさ)敏明さん。長艸さんは半世紀以上、京繍と向き合ってきました。
京繍とは平安時代に京都で成熟した刺繍の技法のこと。ひとつひとつが細かい刺繍は一つの作品が出来上がるまで何年もの歳月がかかります。全面に刺繍を施した能衣装は1億円の値がつくものも。
反物に直接 針と糸を通して表現する京縫は、染や織にはない立体的な表現をすることができます。それこそが京縫の真骨頂であると言えます。
さらに長艸さんの作る刺繍には「幽玄の美」があります。この世には存在し得ない儚さ、美しさが作品には表現されているのです。

長艸さんは京縫を使い、アート作品の製作にも取り組んできました。そこには、普段の正統派の刺繍だけでなく、遊び心あふれる、一風変わった表現方法まで...。
伝統だけでない、美しいだけでない、長艸さんならではの、京繍の作品と、ものづくりへの思いとは?

2人目は、30年以上、搾りたてのごま油を作り続けている「山田製油」三代 山田康一さんです。
まずは最も重要な工程、焙煎をします。焙煎することで、ごまに香ばしい香りがつくのです。続いて焙煎したごまを絞る、圧搾作業。通常は複数回 圧搾することが多いのですが、山田製油では一度だけしかしぼりません。この製法を、一番絞り製法といい、創業当時からずっと守り続けています。
一方で、新たな試みにも挑戦しています。それは焙煎しない生のごまを絞ったごま油作りでした。山田さんは、品質のとびきりよいごまを求め、海外の農家へ何度も足を運び、ごまを品定め。商品化までおよそ10年かかりました。
山田さんが次に目を付けたのは、油を搾ったあとのごまの使い道です。肥料にするほかなかったごまを山田さんは若手社員と協力し、あるものに生まれ変わらせました。
ごまやごま油の使い方を模索し続けてきた山田さんの夢とは?


【INFOMATION】
株式会社 長艸繍巧房・刺繍ギャラリー「貴了庵」
〒603-8321 京都市北区平野鳥居前町5
TEL:075-200-4617
https://www.nagakusa.info/

「山田製油」 本社・本店
〒615-8075 京都府京都市西京区桂巽町4
TEL: 075-394-3276
フリーダイヤル: 0120-157-508
https://www.henko.co.jp/

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